死んだら見れない景色。
叔母がお医者さんにこの状態では年齢的に手術しないほうをおすすめしますと言われて1ヶ月。
当初は肺全体から肝臓への転移もあったが、今はどこまで進行しているのかわからない。
2週間前に会ったときと電話で察するには、少しずつしんどくなってる様子。
でも担当のケアマネさんはとてもポジティブ発言してくれるので助かります。
夫も子供もいない叔母なので親切にしてくれてるのですが、
84歳の叔母に「年とったらみんな手術しないみたいよ」とか、
事情を知ってるヘルパーさんは「そう診断されても何年も生きてる人もいるよ」とか。
お年寄り相手だからそういう言葉がスッと出てくるのかもしれないけど、
そう言ってもらえると叔母も私も安心します。
私はどちらかというと物事を悪い方へ悪い方へと考える。そして自分で不安をあおってしまう。
でもね、そんな毎日だと残りの人生もったいないと思うようになった。
今ある周りのものを見ると、きれいなものがたくさんある。
私は自然が好き。青い空や山や森にとても癒される。
昨日は近くの公園へ1人でウォーキングへ出かけました。
地方の田舎の公園はだだっ広くて森がわんさか。
本当は夫と一緒にもっと遠くに行ってみたいけど、まだ夫は手術と治療の後遺症ですぐ疲れる。
直射日光にあたると皮膚がすぐ赤くなり、長時間歩く体力もありません。
でもね、遠くへ出かけられなくても近場でも気持ちいいところはある。
こういう景色は死んだら見れない、惜しいよ~
もちろん毎日がポジティブ思考ばかりではないけど、不安がとてつもなく襲ってくるときは、
近くの神社へお参りして祈願すると、なぜだか気持ちが軽くなります。
母の介護で行き詰ったときもよく通ったなぁ。
夫婦の仲も、共に働いてた時は二人とも疲れてギスギスしてたけど、今は穏やかです。
代償は大きかったけど、人生こういうもんなんですかねぇ。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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