限りある時間の使い方。
せっかくシルバー人材センターに登録し、ちら~っとお仕事のお話を受けましたが(お掃除や託児)
いま体のことがはっきりしないと、快くやります!とも言えず、保留の形になりました。
せっかく何かやりたい!やろうという気持ちになってたのに、出鼻をくじかれた気分です。
しかし、仕事を辞めて1年2ヶ月。夫の治療や叔母や父が亡くなりバタバタしてたので、
ゆっくりできたのはここ3ヶ月くらいでしょうか。冷静に考えてみるとそうなります。
来月は夫の前立腺がんの精密検査がありますが、それまで少し時間があります。
こちらは11月に購入し紹介しましたが、今回また少し読み返しました。
ビジネス書っぽい気がしますが、こういうジャンルの本は好きです。
読み手で感想は違うと思うけど、今回思ったことを書いてみたいと思います。
子供の頃は大人になったら幸せになれる、思春期の頃は働いて稼げるようになれば立派な大人になれる、
社会人で働いている頃は結婚して子供を産めば自分が成長できる、
子育て中は我が子が成人すれば楽になり余裕ができ幸せになれる。
常に成長した自分になるための時間。今までの人生の使い方はこんなふうに考えてました。
これは常に今の自分に満足できず、何かをするにつけ将来のためにが頭にありました。
けれど60歳になって人生の先が見えてくると、それは単なる幻想だと気が付きました。
自分は常に今を感じていなかったんだって。
今を感じてないと、今、正にすぎてる時間がなおざりになってしまう。
現在は家にいることがほとんどです。1日が終わると、今日も何もせずに終わったという謎の虚無感があります。
料理を作って食べて、家を清潔に整えて、買い物したり、夫と会話したり、散歩して読書して寝る。
今まで働きづめだったから、なーんにもしてない1日がなんとなくこれでいいのかと思ってしまう。
そして常に何かしていないと、落ち着きなく不安に駆られる。
4700週間しかない大切な人生の時間。今現在を十二分に感じていたい。
本書に載ってる5分10分の「何もしない瞑想」が何を意味するのか。
改めて今まで自分と向き合う時間がなかったんだと思います。
私は人の目を必要以上に気にする「気にしい」です。
そして誰に言われたわけでもないけど、自分でもっと努力しないと、
もっと家族や周りの人のために尽くさないと、と思ってました。
色んな事に対して周りから「おかしい」と言われるのが嫌だったんです。
今のぽっかり空いたこの毎日は、そういう凝り固まった考えをほぐしてもらえる時間。
何十年も生きてきた考えをすぐには変えることは難しいけど、
今から死ぬまでのこの時間は、愛おしいものと思えるように願います。
これから何があるかわからないけど、今の時間を起こるか起こらないかわからない不安だらけにしないように。
それは時々自分に言い聞かせないと。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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