「うまいこと老いる生き方」
タイトルに惹かれて買いました。
体力も気力も衰え始め、親の介護でその行く先を目の当たりにした60歳手前。
これからの生活の不安を感じはじめた私にはぴったりの題名です。
92歳と54歳の精神科医の対談方式です。
特に共感したところだけ。
自己実現の呪縛
仕事をするからには人に認められたい。常に向上心を持たないといけない。
人生を充実させなくてはいけない。
気が付くと私もこれにがんじがらめになっていた。
さらに年をとるとできないことが少しずつ増えていく。さらに焦る。
そんな呪縛からの解放が老いても生きやすくなるのかな。
私には、祖父と暮らしている独り者の伯母がいました。
田舎の洋品店を営み、毎日変わらぬ生活をしている伯母を見て、
子供の頃は平凡すぎてとても退屈な人生のように思えてました(失礼!)
でも亡くなる数年前には、話をするととても明るくて幸せそうでした。
欲がなく楽に生きられた典型なのかもしれません。
不必要に他人と自分とを比べている
これにはずーっと悩まされてきた。
自分に自信がないから、他人とつい比べてしまう。
そしてどうして自分はそうではないのか落ち込んでました。でも、
YouTubeでも4000万貯めた私の家計簿~とか出している人がいるけど、
人それぞれ境遇が違うのだから、そんなにたくさんお金を貯めれなくても
落ち込む必要はないと思う。節約の仕方だけ参考にする。
もう人と比べない!と思ったら気が楽になりました。
孤独はよくないことと多くの人が思いこんでいる。
以前、長年住んでて近所には友達はいない、という記事を書きましたが、
自分自身が孤独にすごく敏感になってました。
老後に向けて近所に友達がいないことに焦りを感じてたのかもしれません。
孤独が本来の状態。一人時間が自分を豊かにするそうです。
そして、睡眠と食事が体だけでなく、心の安定を説いてられます。
睡眠の借金は早めに返すため、睡眠不足の時は早めに帰って寝るのがよいそう。
とにかく寝るのか~!と感心しました。
今日は前から気になっていて時々痛くなる股関節を診てもらいに
都会にある評判の整形外科へ行ってきました。
結局、股関節自体はそんなに悪くなく、20年前から患っていた
腰の骨と骨の間のクッションが神経を圧迫して神経痛を出しているみたい。
傷みは鈍痛のようなもので、我慢できないほどではないので様子見になりました。
昔は痛み止めをたくさん飲んで、教育費や住宅ローンのために
無理して働いてましたが、
今は痛み止めも控えて自分の体の声を聞くように、痛かったら体を休める感じです。
夫が半年くらい首の痛みを訴えて整形で治療していたらガンでしたから、
また今年中に人間ドックも受けたいと思います。
人生を豊かにするコツは、与えられた環境で幸せを感じることとよく言われます。
節分は夫の誕生日です。まだまだ食べれるものは限られるけど、
どんなご馳走にしようか、どんなケーキにしようか思案中です。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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