奨学金は足かせになる?

こちらの本を読み終えました。

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三千円の使いかた (中公文庫 は74-1) [ 原田 ひ香 ]
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親子三代のそれぞれによるお金の悩みが書かれており、とても身近な話です。

お姑さんにあたるおばあちゃんと私と同年代の50代夫婦とその子供たち。

やはり50代夫婦が自分たちと重なりあう。

物語では娘の結婚相手が多額の奨学金を借りている。そこからどう展開していくのか。

あまり書くとネタバレになるのでここまでにしますが、我が家の子供たちも奨学金を借りています。

奨学金という教育ローンを。。。

二人の子供たちは高校までは公立で、大学は私立です。

上の息子は私大理工学部で学費は4年間で640万円かかりました。

幸い家から近かったので、その他かかる費用とおこずかいはバイトでまかなってました。

学費640万円のうち200万円を無利子の奨学金で借りました。

下の娘は私立の芸術大学で学費は4年間で同じく640万円。

大学まで始めは通ってたのですが、遠かったので途中から一人暮らししました。

定期代と仕送りでざっと260万円。合計900万円です!

娘もバイトしたりして、授業にかかる材料費やおこずかいは仕送り以外渡していません。

こちらも有利子ですが200万円の奨学金を借りました。

当時はやはり借りてもらって有難かったです。住宅ローンもまだたくさん残ってたので。

それとお金を返していくということで、大学での勉強は特別なことだと少しはわかって欲しい気持ちもありました。

二人とも社会人になってますが、大学で学んだことを基盤とした仕事をしています。

それぞれ一人暮らしで奨学金も毎月少しずつ返しています。

もし結婚とかになったら二人暮らしになります。

奨学金を借りていない相手と結婚したら返済は余計なものと思われるのでしょうか(多分思われるでしょうね)

そんなことを考えながら『三千円の使いかた』を読みました。

嫁または夫になる人が、自分の親は学費を全部出してくれてたのにと、相手の親をふがいないと思うのかな。

私はTwitterも利用しているのですが、たまたまリツイートで回ってきたもので、

産まれてきた子どもの行事に一銭も出さない夫の親を恐ろしくディスってました。

さすがに全く出さないつもりはないのですが、多分孫が出来ても自分たちは身の丈に合った

お祝い金の渡し方をすると思います。

見栄をはってあまり無理をすると、老後の最後に金銭的に迷惑かけるおそれがあるという気持ちがあるからです。

私たちの親の世代は年金がたくさんもらえたり、景気が良かったりで、本当に色々してくれました。

でも残念ながら、私たちは親がしてくれたことをそっくりそのままやってあげることはできないな。

そんなもやもやが残りました。


最後の垣谷美雨さんの解説も楽しく読ませてもらいました。

来月公開の映画「老後の資金がありません」を書かれた方です。

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老後の資金がありません (中公文庫) [ 垣谷 美雨 ]
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この本は昔読みました!

映画の予告も頻繁に見ます。

解説のなかで面白かったのは友人たちとの旅行の計画がとん挫してしまう話です。

私もコロナ終わったら旅行行こうね~って約束してるグループがあるのですが、

5人中既婚者が私含めて2人(もう一人は開業医の奥様!)あとは独身者3人です。

いざ旅行となると、どうなるんでしょうね~?

最後までお読みいただきありがとうございました。

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